【就活生必見!】データが語る◇就職活動で必要な英語力とTOEIC

就職活動に英語力は必要?どのくらい影響する?

まずはこちらのデータをご覧ください↓

 

 

少々古いデータなので、最新では英語力を参考にする企業は益々増えていることは容易に想像ができます。とはいえ、英語力をどのくらい採用の基準にするかは企業規模や業種によって大きく異なります。大きく分けると以下の3つのタイプに分けられるでしょう。

 

就職採用試験における英語力の位置づけ

  • 門前払い・足切り基準
  • ライバルとの最終比較材料
  • 入社後のポジション(昇進昇格)に影響

 

では実際のデータなどを用いて詳しく説明します。

 

門前払い・足切り基準

TOEICを足切りに使っている企業では、指定するTOEICスコアに達していなければ採用試験を受ける権利すら与えてもらえないのが現状です。採用基準としては一番厳しいタイプで、大手企業や外資系企業に多く見られます。

点数

企業名

900点以上

韓国サムスン
パナソニック(国際広報担当)

800点以上

野村不動産
住友不動産
日本マクドナルド

730点以上

ソフトバンク
韓国HYUNDAI
武田薬品
丸紅
三井物産
三菱商事
韓国LG

700点以上

NTT東日本
三菱電機
東京電力
三菱自動車
ヤマト運輸
ブリジストン
旭化成
資生堂
シャープ
みずほ証券
ファーストリテイリング

650点以上

アサヒビール
シチズンホールディングス
佐川グローバルロジスティクス

600点以上

ニトリホールディングス
大正製薬
大和ハウス工業
王子製紙
出光興産
キャノン
大成建設

※年度によって基準が異なる場合があります。ご確認ください。

 

ライバルとの最終比較材料

TOEICスコアなどの英語力を採用の絶対条件にしてはいないものの、同じレベルの学生が複数いて迷った場合には最終的にTOEICの点数が高い学生が選ばれるというものです。門前払い・足切りをしていない企業のほとんどはこのタイプでしょう。

 

入社後のポジション(昇進昇格)に影響

採用時には英語力を具体的に求めてはいないものの、入社後の配属や昇進・昇格の基準としてTOEICスコアが用いられるケースです。外資系企業ではもちろんのこと、最近では大手日本企業のほとんどがTOEICを何らかの指標として利用しているようです。

 

2013年時点で7割近くの企業がTOEICスコアを配属の参考にしている

出典:「上場企業における英語実用実態調査2013年」

 

 

2013年時点で約半数の企業がTOEICスコアを昇進・昇格の参考にしている

出典:「上場企業における英語実用実態調査2013年」

 

 

海外赴任者に期待するTOEICスコア715点以上!?

出典:「上場企業における英語実用実態調査2013年」

 

就職活動で英語力を見るのは外資系企業と大手日本企業が中心ですが、入社後に英語を必要とする企業はさらに多くなります。社会人になってからでは勉強する時間を確保するのは至難の業。可能な限り学生のうちに英語学習に取り組んでおければ有利です。

 


英語講師ピース

 

一般企業が採用時に求める英語力・TOEICスコア

英語力を測る材料として最も一般的に用いられるのが「英検」でもなく「TOEFL」でもなく、やはり「TOEIC🄬」です。

 

出典:「上場企業における英語実用実態調査2011年」

 

では実際に、どのような企業でどのくらいのTOEIC🄬スコアが必要とされているのか?具体的に見てみましょう。

点数

企業名

900点 松下電器(国際広報)
860点

富士通(海外出張のある部署)
三菱商事(社内留学条件)
三菱UFJ証券(採用指標の1つ)

800点

日立製作所(経営幹部候補)
KDDI(一部部署への異動基準スコア)

700点

日本IBM(次長昇格条件)
キリンビール(一部部署配属基準スコア)
伊藤忠商事(入社4年以内の条件)

600点

富士通(エンジニア・事業企画担当)
キャノン(海外赴任者・国際事業従事者)
丸紅(入社5年目の条件)
横ゴム(全社員の目標スコア)
日本ビクター(全社員の目標スコア)
日立製作所(入社2年目の期待スコア)
全日空空輸(業務に支障がないレベル)

580点 三菱商事(全社員に求める最低基準)

 

 

企業の中でも部署によって求められる英語力には差があります。自分がやりたいことが明確な場合には、企業だけでなく部署ごとの採用英語力基準も調べておくとよいでしょう。

 


英語講師ワクワク

 

目に見えて高まる「英語力」の必要性

出典:「上場企業における英語実用実態調査2011年」

 

↑こちらのグラフを見ても一目瞭然!外資系や海外赴任の可能性が高い企業はもちろん、日本の一般企業でも目に見えて英語力が求められる傾向にあることは間違いありません。

 

 

【TOEIC or 英語面接!?】外資系と日系企業では違う英語力の採用基準

就職活動で英語力が必要なことは分かったところで・・・

 

TOEICで良いスコアを取ればいいのね!

 



と思うかもしれませんが・・・必ずしもTOEIC至上主義ではない点に要注意です!

 

実は、日系企業と外資系企業とでは求められる英語力、つまり採用で評価される英語力の種類が異なるのです。

 

【日系企業】TOEICのスコアが証明に!

日系企業では入社後すぐに英語が必要だというケースは少ないため、英語については実践力よりも「基礎力」「ポテンシャル」が見られる傾向にあります。その為、採用面接が英語で行われることは殆どなく、TOEICのスコアをエントリーシートに書いて英語力の証明とする企業が殆どです。つまり極端な話、英語でコミュニケーションはできなくてもTOEICのスコアさえ良ければ評価されるということになります。

 

TOEIC対策

TOEICのスコアを上げることが目的なら、公式問題集をひたすら解くのが一番の得策でしょう。試験であるからには、慣れがとても重要です。

 

関連記事:「TOEIC試験対策におススメのオンライン英会話ランキング」

 

 

【外資系企業】TOEICよりコミュニケーション能力!

即戦力が求められる実力主義の外資系では、TOEICのスコアよりも「実際に英語でコミュニケーションができるか?」という点が見られます。その為、採用面接が英語で行われることも少なくありません。

 

なぜならTOEICの点数が高いからと言って英語が話せるとは限らないということをよく知っているからです。事実、TOEICはある程度対策をすれば点数は取れます。そしてその弊害として、TOEIC900点以上持っているのに英語が話せないという人は少なくないのです。英語面接ではTOEICのスコアでは示せない実践力を見られていることを心得ておかなければなりません。

 

英語面接対策

ある程度英語が話せる人でも、その会話力を面接で発揮できなければ採用での評価には繋がりません。質問される内容をリサーチした上で、変化球にも耐えうる準備ができれば安心です。

 

英語面接については「【失敗から学ぶ!】就活◆英語面接◆21のよくある質問と対策」で別途まとめましたので参考にしてください。

 

 

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