【独学☆英会話】がペラペラになりたければ暗記から脱しなさい!
あなたは今までどのくらい英語を勉強してきましたか?
中学、高校、そして大学でも英語の授業があった人もいるでしょう。社会人になって一念発起して英会話本を買ったりしたこともあるのではないでしょうか?さて、それでどのくらい英語が話せるようになっているでしょうか?
ハッキリ言います。
今までと同じ勉強法をしていては結果も同じです。
今喋れない人は絶対10年後も喋れません。
出来ない方法を10年続けても20年続けても結果は同じです。
「言語習得学」を学んだ現役英語講師の私が、色々試した勉強法から無駄なもの、効率の悪いものを全て削ぎ落とし、自分に一番効果があった組み合わせだけをご紹介します。
【目次】
あなたの伸ばしたいスキルは何ですか?リスニング?スピーキング?リーディング?それとも試験対策?もしTOEICのスコアアップなどが目的なら、これから紹介する方法は最短距離の方法ではありませんので読まないで下さい。ここでは「英会話力」、すなわちリスニングとスピーキング力についてお話したいと思います。
【さらば暗記学習!】ペラペラになる為にはこ耳インプットとアウトプット
私は英語学科の大学を卒業し、大学院では「言語習得」に関する研究を行いました。そこで理論だけでなく実際に様々な勉強法を自ら試した結果、1つの結論に行きつきました。それは
耳インプットと口アウトプットを同時にすること!
日本人が最も陥りやすいパターンは、試験対策に代表される暗記に頼った勉強法。耳からのインプットはほとんどしないという学習法です。
単語帳1冊必死に暗記したのにネイティブの英語が全然聞き取れない。
丸暗記した英会話フレーズを旅行先で使ってみたら全然通じなかった。
なんてこと、ありませんか?それは「耳」からのインプットが圧倒的に不足しているからです。何の不思議もありません。さらに島国の日本では日常で外国人と話す機会もほとんどありませんから、英会話スクールにでも通わなければアウトプットする機会もありません。
そこで私が実際に行ってきた、出来るだけお金をかけずに自宅で独学できるインプット方法とアウトプット方法をご紹介したいと思います。
【ダメダメ勉強法】英語のシャワーはなぜ効果がない?
インプットと言えば・・・
「英語のシャワーを浴びればある日突然英語がハッキリと聞こえるようになる!」
そんな宣伝文句、聞いたことありませんか?最初に結論から言うと、そんな魔法みたいな方法大人には通用しません!理由は簡単。もう3才を過ぎているからです(笑)
私は普段、1歳の赤ちゃんから英語を教えていますが、彼ら彼女らに毎日のように驚かされるのがその発音の良さです。単語の意味なんてまだ動物(rabbit, elephantなど)や色(red, blueなど)くらいしか知らないのに、次々と英語の歌を覚えてはネイティブ並みの発音でフルコーラス歌ってしまうのです。いわゆる「耳コピ」(聞こえたまま耳にコピーする)というやつです。
これは「耳の黄金期」という3才までの特別な耳の能力によるものです。言語にはそれぞれ周波数というものがあり、英語と日本語とではその周波数が大きく異なります。その異なる周波数を聞き取れるかどうかは、3才までの育った言語環境に左右されると言われています。
つまり、赤ちゃんが英語のシャワーを浴びれば英語の周波数に対応できる耳を獲得し「英語耳」を持つことができますが、耳の黄金期を遠の昔に過ぎている大人がいくら英語のシャワーを浴びても、英語耳を習得するのは出来ないのです。
3才過ぎたら絶対に英語耳を獲得できないというわけではなく、3才をピークに衰えて、並大抵の努力では英語を完全に聞き取る耳は作れないということです。
「英語を聞き流して英語ペラペラになるぞ!」なんて考えは一切捨てましょう。
「英語を聞き流して英語ペラペラになるぞ!」なんて考えは一切捨てましょう。
【インプット】映画シャドーイングで耳インプット!
では具体的にどんな方法で英語をインプットすればよいのか?ご説明します。
それはズバリ・・・映画です。
え~、今更映画?そんな古い方法、既に挫折経験ありだわ~
という方、ただ映画の字幕を読みながら観ていませんでしたか?次の方法でもう一度だけやってみてください。私はほとんどこの方法で英語が話せるようになったと言っても過言ではありません。
映画で確実に英語をインプットする方法
日常が分からないことだらけで当たり前の幼児と違って、大人は分からないことに向き合い続けるとストレスを感じるものです。そこでまずは、勉強自体を楽しむために、映画のストーリーを把握します。
既によく知っている作品であればこのプロセスを省いてもOKですね。
既にストーリーは掴めていても、字幕なしで英語で聞いていると「具体的に英語で何と言っているか分からない」という場面が沢山あるはずです。
そこで、映像のセリフに被るように、英語字幕を心の中で声を出して読みながら観ていきます。(実際に声に出すと追いつかなくなるので心の中ででOKです。)
これによってメインである次のステップがとても楽になります。
いよいよ英語の音だけで映画を鑑賞していきます。鑑賞と言っても耳で観る感じ。ポイントは、ステップ2で読んだセリフ(英語字幕)を耳で探しながら聞くことです。決して途中で止めたり、字幕を出して確認したりしないでください。とにかく耳に神経を集中させます。
ここまでのプロセスでかなり英語を聞く力がついてきます。1度ではなく頭の中に字幕が浮かんでくるくらい繰り返すとかなり効果的です。
最後のプロセス、これがとっても重要です。通訳者のトレーニング方法としても知られているシャドーイングをするのです。
シャドーイングとは
聞こえたままを耳にコピーして口でリピートする英語学習方法。
影を追うように真似することから「シャドーイング」と呼ばれています。
【私の秘話】この映画シャドーイングにいきついた理由
元々シャドーイングがリスニングにもスピーキングにも効果的だということは知っていたので、シャドーイング専用のCD教材などを購入して試してみました。実際にやってみると、シャドーイングをしている最中に天井を見たりテーブルを見つめたり・・・とにかく手持無沙汰でなんともつまらない。集中力が全く続かなかったのです(汗)。何度も挫折しては再開して・・・の繰り返し。結局シャドーイングをすること自体に飽きてしまいました。
しばらくしてたまたま大好きな洋画のDVDを観ながらふとシャドーイングをしてみたら・・・目標の10分どころか1時間でも出来ちゃう!しかも目で見る映像と耳から聞こえる声が重なってどんどん頭に入っていくので2回目、3回目がみるみる楽になっていく。
これを毎日歯磨きしながら10分、休日には1時間以上続けました。半年程経った頃から別の映画でも字幕なしでかなり理解できるようになっている自分に驚きました。TOEICのスコアは810点から930点に。シャドーイングの凄さを目で確認できた気がしました。
映画シャドーイングのメリットと期待できる効果
- 発音やイントネーションまで網羅されている
- ネイティブスピーカーのスピードに慣れることができる
- 日常で使える表現が豊富
- 英語表現を映像記憶と重ねてインプットできるので定着しやすい
映画シャドーイングのポイントは、完璧を求めないことです。ついていけなければ追いつけなかった部分を省略して修正すればOKです。
【番外編】YouTubeシャドーイングも楽しい!
ここまで「映画でシャドーイング」を紹介しました。私も実際に映画でやったのですが・・・映画に拘らず最近ならYouTubeもシャドーイングの教材としておススメです。
YouTubeのメリット
- 無限に教材の選択肢があるので自分の好きなものが見つけられる
- 短い動画が多いので隙間時間にサクッとみられる
- 電車の中でもどこでもスマホさえあれば見られる
YouTubeのデメリット
- 字幕がない場合が多いので初心者にはハードルが高い
【間違っていませんか?】正しいインプットは「暗記」ではない
インプットは英単語やフレーズパターンを多く頭に記憶させることだと思われがちですが実は違います。だって、単語本を丸々1冊暗記したとしても、それを英語の会話の中で使えなければ全く意味がありませんから。正しいインプットは「英語を体に沁み込ませる」ことです。
例えば
Father my is japanese.
ん??英語が苦手な人でもきっとこの文章をみて「おかしい」「気持ち悪い」という感覚を持ちますよね?
正しくは
My father is japanese.
です。文法を知っているからというよりは、所有格(my)は名詞の前に来るということを感覚で知っているから「Father my is japanese.」に違和感を覚えたのでしょう。これがYour fatherでもHis fatherでもHer fatherでも、語順を間違えることは初心者の方でもきっとないですよね。
ではこれはどうでしょうか?
She have a brother.
文字で見ると気づきやすいですが、これが会話になるとこんな間違いする人、結構多いのではないでしょうか?英会話をする際に「Sheが主語だからhaveではなくhasがくるよな~」なんて考えているようではまだまだです。インプットが足りません。Sheと口から出た瞬間に自然と「has」が出てくるようになれば合格です。
これこそが「英語を体に沁み込ませる」本当のインプットなのです。このようなインプットゴールをハッキリと意識すれば、英語が体に沁み込むに連れて意識しなくても自然と英単語やフレーズが沢山頭の中に蓄積されていくはずです。
【アウトプット】夢のようなオンライン英会話
独学で英語を必死に勉強したとしても実際に使うチャンスがなかなか持てない人、日本にはかなり多いはずです。それこそが日本人が英語を話せない理由でもあります。
一昔前なら英会話を練習する場としてこんな所が主流でした↓
・英会話スクール
・英会話カフェ(カフェで外国人からマンツーマンレッスンを受ける)
・外国語サークル
・海外留学
・ワーホリ
英会話スクールや留学は莫大なお金がかかるし、カフェでの家庭教師やサークルなどは住む地域や学校によってそのような環境を見つけることが難しいものでした。
そこで最近英会話学習の主流となりつつあるのがオンライン英会話です。オンライン英会話を簡単に言うと、パソコンやスマホなどを使って無料で海外の先生とテレビ電話が出来る英会話スクールです。私がオンライン英会話のサービスを知ったのは今から約4年ほど前でしたが、最初はとにかくその内容に驚き、本気で目を疑いました。
私が驚いたオンライン英会話のサービス内容
- 自宅で受講できる
- 英語を母語とする外国人講師
- マンツーマンレッスン
- 早朝から深夜まで好きな時間にレッスンを受けられる
- 教材は無料で使い放題
- 講師を受講者が自由に選べる
- 希望のレッスン内容に応じてくれる
- 毎日レッスンを受けて5,000円前後!
価格差はどのくらいかというと・・・一目瞭然!
【比較】オンライン型と通学型の料金
スクール名 |
スタイル |
1レッスン当 |
入会金 |
---|---|---|---|
レアジョブ |
オンライン |
108円 |
なし |
英会話のイーオン |
駅前留学 |
2,835円 |
32,400円 |
※25分マンツーマンレッスンに換算
私はTOEICで満点を取ってからもずっと、このオンライン英会話で英会話力を磨いています。
価格もさることながら、お風呂上りでも寝起きでもスッピンでレッスンを受けられっていゆのは大きなメリットでした!(スッピンの時は女性講師を選んでます。笑)
どこのオンライン英会話が良いの?
アウトプットの場としてどこのオンライン英会話を選ぶかは非常に重要です。価格や教材など色々な条件がありますが、結局一番重要なポイントは楽しいと思えるか?です。どんなに素晴らしいオンライン英会話でも相性が悪く続かなければ意味がありません。とにかくストレスなく続けられるスクールを選ぶことが最大のポイントです。
自分にピッタリのスクールと言われてもどこから手を付けて良いやら分かりませんよね?そんな時は、まず英会話を学ぶ目的に合わせて最適なオンライン英会話を2~3つ試してみると良いでしょう。
ほとんどのオンライン英会話スクールが無料体験レッスンを準備しています。
例えば、英会話の目的がビジネスならビジネス英会話に特化したちょっぴりスパルタの「ビズメイツ」が最適。TOEICでスコアアップを目指したいなら対策コースがある「QQイングリッシュ」がおススメです。初心者の方には日本語サポートや初心者向け教材が豊富な「DMM英会話」が取り組みやすいでしょう。私個人的には、質の高い動画で予習・復習が楽しくできる「エルト」が好きです。
インプットだけでは宝の持ち腐れです!オンライン英会話という日本にいながら毎日アウトプットができる素晴らしい環境を利用しない手はありません。
【こだわりで選ぶ!】オンライン英会話
無料体験はこの順で! |
格安・激安! |
講師の質 |
---|---|---|
ネイティブ湖水 |
教材が豊富 |
カランメソッド |
---|---|---|
【レベルで選ぶ!】オンライン英会話
初心者向け |
上級者向け |
子供向け |
---|---|---|
【目的で選ぶ!】オンライン英会話
ビジネス英会話 |
TOEIC試験対策 |
留学・ワーホリ準備 |
---|---|---|
【受講スタイルで選ぶ!】オンライン英会話
受け放題 |
グループレッスン |
レベルチェックテスト |
---|---|---|