カランメソッドとDMEの違い
- カランメソッドとDME、どっちが良いの?
- カランメソッドとDME、自分に合うのはどっち?
- そもそもカランメソッドとDMEってどう違うの?
そんな疑問にズバリ答えます!
カランメソッドとDMEの違い
実際にカランメソッドとDMEの両方を受けた人はこう思うのではないでしょうか?
「え?何か違ったの?同じじゃないの?」
そう、それくらいとても似ているのです。
違いをヒトコトで言うなら「DMEはカランメソッドの最新版(現代版)」という感じです。では具体的にカランメソッドとDMEのメリット・デメリットについてご説明します。
カランメソッドとDMEの【共通点】
カランメソッドもDMEもダイレクトメソッド(直接教授法)の1種です。
ダイレクトメソッド(直接教授法)とは
ダイレクトメソッドとは、主にオーラルコミュニケーションのみで英会話を学習させるメソッド。1800年代後半にドイツやフランスで使用され始めた教授法です。
レッスンの方法と流れ
先生:早口で2回質問を繰り返す
生徒:フルセンテンスで答える
この繰り返しです。具体的には↓
先生:Is this a pen? Is this a pen?
生徒:Yes, it’s a pen.
こうして文字に起こしてみると簡単そうに見えますが、正しくフルセンテンスでしかもスピーディーに答えるのは意外と難しいです。レベルが上がるにつれて文章もどんどん長くなっていきます。
カランメソッドとDME【3つの違い】
カランメソッドとDMEの大きな違いは以下の3点です。
- DMEは内容が新しい
- DMEには文法もある
- DMEでは考える
それぞれについて詳しくご説明します。
カランメソッドは1960年代に作られたままのメソッドを基本的には今でも引き継いでいる為、古い表現が使われているといわれています。一方DMEは3~4年おきに内容が更新される為、表現や文章も改良されています。その為DMEは「カランメソッドの現代版」とも言われます。
カランメソッドでは会話に集中して文法には触れないのに対し、DMEでは文法の学習がしっかり組み込まれています。
DMEの文法学習例:「仮定法」の場合
<定義>「現実には起こらないだろうと思われる現在や将来のことを伝える際に使う」という定義を学ぶ
↓
<実用練習>仮定法を使った質問が繰り返される→質問に対し仮定法を使って返答を繰り返す
~実用練習の具体例~
先生:Would you be happy if you became a millionaire?
生徒:Yes, I would be happy if I became a millionaire.
カランメソッドは先生からの質問に対し生徒が決まった答えをひたすら瞬時に返す反復練習です。一方DMEは、聞かれる質問の中に「Why?」などの疑問文もあって返答内容を自分で考えなければならない上に、先生から生徒に向けてだけでなく生徒から先生に質問するパターンもあります。
DMEは自分で考えたり質問したりする分、カランメソッドに比べて負荷が大きいと言えます。
カランメソッドとDMEの違い、お分かりになりましたか?一番大きな違いは「文法学習の有無」と考えてもよいでしょう。
カランメソッドとDME【4つの効果】
カランメソッドやDMEのトレーニングを重ねるとどんな英語スキルが身につくのか?気になりますよね。ご紹介します。
- 英語脳を鍛える
- フルセンテンスが身につく
- 短縮形が身につく
- 4倍速で聞き取り強化
具体的にご説明します。
先生からの質問に瞬時に答えるトレーニングである為、日本語で考えたり訳したりする暇はありません。これこそ英語を英語で考える「英語脳」トレーニングといわれる所以です。
先生からの質問にはフルセンテンスで答えることが求められます。
例えば
「Is this a pen? Is this a pen?」
という質問に否定で答えるなら「No!」だけではダメ。
「No, This isn’t a pen. This is a pencil.」
という感じです。
カランメソッドやDMEでは可能な限り「contraction(短縮形)」を使います。
【例:短縮形】
I am= I’m
I would= I’d
should not=shouldn’t
ネイティブスピーカーは短縮形を多用しますが、この短縮形に慣れていなければ簡単な文章でも聞き取ることができません。積極的に短縮形の練習をすることで短縮形を自在に言えるだけでなく聞き取れるようになるのがメリットです。
先生はかなり早口(4倍速)で質問を投げかけてきます。そのテンポに合わせて素早く返答する大前提として正確に聞き取れなければなりません。最初はその速さに気持ちが焦ってしまうと思いますが、慣れてくると4倍速でも正確に聞き取れるようになり、ヒアリングの力が確実についていきます。
あなたにピッタリなのはカランメソッド?DME?
これまで見てきたようにカランメソッドとDMEは似て非なる点がいくつかあります。その為、性格や学習目的によってどちらがおススメか異なってきます。
カランメソッドがおすすめな人
- 基本文法は頭に入っているけど会話となると詰まってしまう人
- 会話はある程度できるけどスラスラと流暢には話せない人
- 会話に集中したい人
DMEがおすすめな人
- 単調なトレーニングが苦手な人
- 実用的な文法も同時に学びたい人
スクールによっては「カランメソッドハードコアビジネス」や「DMEビジネス」といったビジネス英語表現を学べるコースもあります。ビジネス英会話を学びたい人にはおススメです!
カランメソッドとDMEが受けられるオンライン英会話スクール
この記事を読んでくださっている多くの人はカランメソッドを選ぶかDMEを選ぶかで迷っていると思います。
でも実際にどちらも受けた私の実感としては「カランメソッドかDMEかよりもどのスクールを選ぶか」の方がよっぽど重要!です。
【表】カランメソッドとDMEが受けられるオンライン英会話スクール
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カラン |
DME |
無料体験 |
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〇 |
〇 |
2回 |
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〇 |
× |
2回 |
|
〇 |
× |
3回(980円) |
|
〇 |
× |
1週間 |
特に初めの段階では内容にそれほど大きな差は感じられません。その為、メソッドの細かい違いよりも講師の質やレベル、レッスンの進め方の違いの方が相性の影響は大きいのです。無料で体験できるスクールが多いので、時間の許す限り体験レッスンを受けて納得のいくスクールを選ぶことをおすすめします。
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カランメソッド |
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